WAMBITIOUS(ワンビシャス) 誕生ストーリー

~徹底的なこだわり~


機能性「アルファリチャージ」が出来るまで…

今から30年以上前、当時「不可能」と言われていた液状遠赤外線素材の開発に、独力で挑戦した企業があった。

脱サラで縫製会社を起業し、順調だった社業をなげうって新素材の開発にかけた一人の人物の情熱は、やがて驚きの新素材を完成させた。

遠赤外線商品とうと「身体が温まるだけ」と思っていないだろうか。6~14ミクロンの「活性光線」と呼ばれる特殊な波長帯は、細胞の水分子に作用して強い生理活性効果を発揮し、筋肉組織や内臓組織、神経組織を活性化させ、血流の促進をはじめ内分泌物の正常化などの生理活動に作用するとされる。

さらに、身体中のツボを刺激することで、強いリラックス状態を示すアルファ波を脳から発生させ、ホルモンバランスを調整し、身体的・精神的ストレスを低減させ、自律神経を安定させて高揚感を生み出すという。

遠赤外線のこのような効果が発見されたのは最近のことだが「活性光線」を放射する新素材を開発し、いち早く商品化に成功させたのが、大阪で縫製業を営んでいた宮崎修一氏(株式会社エムツー代表取締役)だ。

研究所のない町の縫製会社が独力で開発に成功したニュースは業界を驚かせた。そうして肌着や寝具など繊維製品として商品化すると、「疲れにくい」、「冷え性がよくなった」、「肩こりが治った」、「けがの治りが早い」などと評判になり、消臭などの環境正常化効果に着目した建設業界が建築素材に採用するなど応用が広がっている。

このように絶大な効果を発揮する夢のような新素材が開発されたのは、ちょっとした偶然の産物だった。

 

「うちの土蔵は300年前に建てたものなのだが、ここに饅頭を置いておくと夏場でも二ヶ月は腐らん」

 

岡山県のさる旧家を訪れたときの、古老のそんな話が発端になった。いまから30年以上前のことで、宮崎氏は当時35歳。その2年前に起業した縫製会社が軌道に乗り、さらなる飛躍を求めて、遠赤外線素材の新しい技術を探して日本中を飛び回っていた頃だ。

確かに、高いレベルの遠赤外線は水分子を強力に活性させ、物質の酸化を防ぎ、瑞々しい鮮度を保つことができる。ただ、当時の常識では高いレベルの遠赤外線は、1000度以上の高温で焼いた素材からしか得られないはずだった。赤土と藁を練り固めて漆喰を塗り、太陽光で自然乾燥しただけの土壁に、強力な遠赤外線を放射する力があるとは思えない。

宮崎氏は半信半疑ながら、剥げ落ちていた土壁の一部を当主から譲ってもらい、持ち帰って分析してみた。すると、もっとも高いレベルの遠赤外線を放射するとされていたセラミックス素材よりも、さらに高いレベルの遠赤外線がその土壁から検出された。

「これは何かあると”ピン”ときた」

この出来事をヒントに、画期的な遠赤外線素材「アルファリチャージ」が後に誕生することになる。

 

苦節10年、独力で開発に成功

 

「ただの土壁から高いレベルの遠赤外線が出る。このヒントは画期的でした」

高温で焼き固めたセラミックを微細な粉末にする方法しかなかった当時、繊維に混入させようとしても、100グラムの生地に対してせいぜい5%ほどしか練り込めなかった。すると、パワーが落ちるうえに、ダイヤモンドよりも硬い素材なので、裁断すると刃こぼれし、縫製すると針を折ってしまう。製品化すると今度は、洗濯のときに粉がぼろぼろ落ちて、洗濯槽の下に溜まって故障の原因になる。とにかく扱いづらかった。ところが、焼き固める必要がなければ液体でも何でもいいことになる。これなら応用範囲は限りなく広がる。

では、なぜ、ただの土壁から高いレベルの遠赤外線が放出されるのか。それまで培ってきた遠赤外線の知識を総動員し、宮崎氏が辿り着いた答えが「ポイントは環境汚染にあるのではないか」というものだった。

土蔵を同じ赤土を使って、同じように藁に練り込んで自然乾燥させた検体を作っても、遠赤外線はほとんど出ない。違いがあるとしたら、土蔵が造られた時期にある。土蔵が造られた300年前と現在でもっとも違うものといえば「環境ではないか」と閃いた。

「なぜ地球上では生命があふれているのかを考えると、生命活動を強力にサポートするなんらかの存在があるはずで、強いパワーをもった活性光線もその一つではないか。つまり、大昔は、高レベルの遠赤外線放射体が溢れていたために生命活動が地球で花開いた。いま、環境汚染によってそれが弱められてるんちゃうかなと」

いまの時代、地球上で環境汚染を受けていない場所を考えれば海しかない。その中でも宮崎氏が特に注目したのは回遊魚。生まれてから死ぬまで泳ぎ続けるそのエネルギーの源には、高い生理活性が必要なはずだからだ。回遊魚の中から、安くて手に入りやすいなど条件をクリアするものとしてカツオを候補に挙げ、開発に取り掛かった。

ところが、なにせ素材の開発など初めての経験である。試行錯誤は3年に及んだ。

カツオからエキスを抽出した原液でコンクリートを固めてプレートをつくり、配合を変えたり条件を変えたりして繰り返し検査。

当時は、遠赤外線を測定する十分な設備がなかったため、試作したプレートの上にコーヒーを注いだカップを載せ、味がどのように変わるかをみた。活性光線の作用により、水分子が活性化し、物の味が変わることはわかっていたからだ。

試作を続けるうちに、カツオエキスとは別の天然素材2種類を配合すると、さらに強力な効果が出ることがわかり、配合を変えて検査していったところ、最終的に、プレートに載せたコーヒーの味が、ほとんどお湯と変わらないほど無味無臭になった。

「やった!完成だ!」

宮崎氏は躍り上がった。

ところが、完成した原料を携え、いろいろなメーカーに持ち込んだものの、まったく相手にされない。その理由も同じ。「理屈はわかるが、それをどうやって証明するの」と言うのだ。

「ちゃんと遠赤外線が出ているか、アルファ波が本当に出るのか、具体的にどんな効果があるのか、一つひとつを科学的に証明できなければ製品として売れません。私たちはそんなことも知らなかった。恥をしのんで『どんなテストをして、どんなデータを取ればよいのか』をメーカーに聞いてまわり、言われたことを全部やりました。おかげで原料が完成してから製品化にこぎつけるまで、さらに6年を要することになったのです」

開発に没頭するあまり、4社で年間売上12億円に達していたグループの運営ができなくなり、別会社の経営を任せていた実弟に事業をそっくり移管。自分ひとり会社に残り、研究に没頭した。

順調な社業をなげうってまで、アルファリチャージに専念したのには理由がある。

開発に没頭している最中、無理がたたってくも膜下出血に倒れた。幸い、後遺症もほとんどなく、二ヶ月後には職場復帰できたものの、病院のベッドでひたすら「自分が生かされた理由」を考えた。

「縫製の仕事、企画や販売など、その時やっていた仕事を一つひとつ検証したら、最後に残ったのがアルファリチャージでした。『俺が神様に生かされた理由があるとしたら、これしかない。この仕事に命をかけよう』そう決心したんです」

原液が完成してから6年間まったく反応がなかったのに、職場復帰を果たした次の年、契約の第一号が決まった。

下着メーカーがアルファリチャージに興味を示し、初めて製品化にこぎつけた。これが評判になり、それからは面白いように契約が決まっていった。

宮崎氏はもともと、アパレル会社で働く一介のサラリーマンだった。新卒で入社した会社で猛烈に働き、その当時勤めていた会社で、設立以来1ヶ月の総残業時間最長記録を作るほど猛烈に働いた。

やがて、33歳になったとき、念願だった独立を果たし、現在の株式会社エムツーを創業。縫製業務を皮切りに、生地製造、プリント加工、企画会社を相次いで設立し、グループ4社を抱えるまでに成長した。

社業が軌道に乗り始めた2年目に出会ったのが遠赤外線だった。

「遠赤外線効果をうたうだけで、Tシャツが普通の3倍、4倍もの値段で売れました。新素材を開発することができれば、一つのムーブメントを起こせることを実感した。単なる縫製屋で終わりたくないと思っていた私は、そこに夢を感じたんです」

宮崎氏が起業で成功できたのは「新しいことを思いきりしたいという強い想いがあったからだ」と言う。この強い想いが、小さな縫製会社ながら新素材の開発に成功させたのかもしれない。

【ON!仕事人生のセカンドステージ vol.4 FLIX3月号増刊 より】

ウェア素材、質感、フォルムにまで徹底的なこだわりを…

身体を見る・触れる・矯正する事数千人。その経験からこだわった製品化。

【始まり】

私は十数年前から骨盤や背骨、姿勢を矯正するカイロプラクターという仕事をしています。

この仕事を始めるきっかけとなったのは、幼い頃からやっている野球です。小学校から大学までずっと野球をやってきましたが、その中で多く目にしてきたのはケガです。野球だけに限らずスポーツ全般同じだと思いますが、ケガというのはその選手の競技寿命を縮める本当に厄介なものです。治ったと思っていても再発することがありますし、注意を払っていても外的な要因でケガをする時もある。その時から自分の気持ちの中でケガをしないためにはどうすればいいのかという事に対して深い興味が芽生えました。

 

【追求】

ありがたいことに現在までの間に数千人の患者さんに携わることができているのですが、治療を重ねるごとに多くの質問を受けるようになりました。その中でもたくさんの患者さんに聞かれるのが「セルフケア」についてです。患者さんの多くは運動が苦手だったり、仕事の帰りが遅くて運動をする時間がなかったりと基本的に運動をしない人たちが多いので、簡単にできるセルフケアを教えてあげたりしています。しかしながら、その声が多くなるにつれてもって別な角度からのアプローチができないかと思うようになりました。

私が患者さんに費やす時間はたかが数十分ぐらいなので、それ以外の時間を使ってどうやったら知識のない人でも自分の体をケアすることができるのか、あらゆる方法を使って形を作ろうと動き始めました。

 

【出会い】

なかなかこれといった形ができないまま月日は流れていく中、ある時、知人の紹介で大阪にある会社を訪れました。その瞬間は今でも忘れませんが、会社には立派な神棚が祭ってあり、すごい存在感を醸し出していました。私は社員の方に導かれ椅子に腰かけて待っていると、白衣を着た博士のような人が目の前に現れました。

「お待たせしました」と言われ、この方が社長さんなのだとそこで気づかされました。それが、エムツー宮崎社長との出会いです。

正直、こんな変わった社長さんもいるのだと意表を突かれていると、自社の話についてとても楽しそうにお話をして下さり、あたかも私の緊張を和らげてくれているかのような時間でした。そしていよいよ待っていましたといわんばかりに本題に入り、その内容のすごさに驚愕させられました。「ワンビシャス」誕生の瞬間です。

 

【素材】

その機能性のすごさを製品化する為に、素材から徹底的にこだわりました。

 

まず、ナイトリチャージに関しては、寝るときに着目して考えました。

体への圧着ストレス感がないか、肌への不快感がないか、体と布団との摩擦などでの耐久性、そういった項目をクリアした素材が今回のナイトリチャージになっています。

触っていただくとわかると思いますが、しっとりとした高級感があり、ストレスフリーな素材になっています。

 

パフォーマンスリチャージの方は、一般的なコンプレッションウェアに比べると柔らかい着圧感と耐久性に優れ、さらっとした触感に光沢のある素材を使用しております。

こちらの製品は運動を目的として使用していただきたいものなので、着圧がありながら、なるべく関節の可動域に制限をかけない着心地をこの素材で仕上げました。

 

【構造】

構造はなっといってもナイトリチャージの長袖に一番こだわりました。普通の長袖よりも袖を長くして袖口の手前から親指だけを外に出せるように設計しました。そうすることで手の平や甲へもアルファリチャージのチカラを浸透させることが可能となりました。

手にはたくさんのツボ(経穴)と言われるところがありますので、たくさんの経穴を刺激することで体をハイレベルなリラックス状態へと導いてくれるでしょう。

 

また、ナイトリチャージ、パフォーマンスリチャージ共に、国内生産することで、made in japan にこだわっています。